レックス・ティラーソン

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レックス・ティラーソン(英語: Rex Wayne Tillerson, 1952年3月23日 - )は、アメリカ合衆国の第69代国務長官(現職)である。2017年2月1日に就任した。


経歴[編集]

アメリカ・テキサス州ウィチタフォールズ(Wichita Falls)で生まれた。2人の妹がいる。妹のレー・アン・ハミルトン(Rae Ann Hamilton)は物理学者で、ジョーリン・ピーターズ(Jo Lynn Peters)は教育者である。1970年にハンツビル高校を卒業し、1975年にテキサス大学オースティン校の土木工学科で学士号を得た。1975年に石油メジャーの旧エクソンに生産技術者として入社した。1995年にはエクソン・イエメンの社長に就任した。2006年にリーレイモンドの引退に伴い、エクソンモービルの最高経営責任者 (CEO) に就任した[1]2012年にロシア石油最大手の国営ロスネフチのセチン社長と北極海と黒海の共同開発で合意した。

人物[編集]

アメリカ合衆国国務長官[編集]

2016年12月13日、トランプ次期大統領によりアメリカ合衆国国務長官に指名された[2]。元国務長官(第66代)のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Ric)が推薦した[3]。上院外交委員会の公聴会では尖閣諸島について日米安保条約に基づいて日本を防衛する考えを示した[4]。米上院外交委員会は1月23日、レックス・ティラーソン前最高経営責任者(CEO)を賛成11、反対10で承認した[5]。続いて2017年2月1日、米国上院本会議では国務長官への就任が賛成56、反対43で承認された[6]。2017年2月1日、宣誓を行った[7]

2017年トランプ米大統領が米国の「1つの中国」政策を維持すると表明した背景には、ティラーソン長官の説得があったと報道されている[8]

2017年3月15日から19日、国務長官就任後の初のアジア歴訪では、日本、韓国、中国の順に訪問した[9][10]

2017年7月30日、ティラーソン長官は、今後のロシアとの協力によって対露制裁の発動を回避できるよう米国は期待するとの文書を公表した[11]

2017年8月3日、ティラーソン長官は、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合で、北朝鮮に対し厳しい姿勢で対応するよう中国や他のアジア諸国に働きかける方針を公表した[12]


出典[編集]

  1. Rex W. Tillerson,August 23, 2016[[1]]
  2. "Rex Tillerson, Exxon C.E.O., Chosen as Secretary of State",The New York Times,2016-12-12,By MICHAEL D. SHEAR and MAGGIE HABERMAN[[2]]
  3. "ExxonMobil CEO Tillerson emerging as frontrunner for secretary of state",Politico,By HENRY C. JACKSON, JOSH DAWSEY and ELIANA JOHNSON,2016-12-09[[3]]
  4. 『ティラーソン次期米国務長官「日本を防衛する」』,ホウドウキョク,2017-01-13[[4]]
  5. 『ティラーソン米国務長官候補、上院外交委で承認』日本経済新聞,2017-01-24[[5]]
  6. "Tillerson sworn in as secretary of state",CNN,By Nicole Gaouette,2017-02-02[[6]]
  7. Remarks by President Trump and Vice President Pence at Swearing-In Ceremony for Secretary of State Rex Tillerson,The White House,2017-02-01[[7]]
  8. 『中国巡るトランプ氏の立場修正、ティラーソン国務長官が尽力』ロイター,2017年2月13日[[8]]
  9. 『ティラーソン米国務長官、日中韓歴訪へ 17日訪日、北の対応協議』,産経新聞,2017-03-05[[9]]
  10. 『ティラーソン米国務長官 対北朝鮮、中国と溝 アジア歴訪終了』毎日新聞,2017-03-20[[10]]
  11. 『ティラーソン米国務長官 対露制裁が不要となることに期待』SPUTNIK日本,2017年[[11]]
  12. 『ティラーソン米国務長官、北朝鮮問題で中国やASEANに協力強化要請へ』ニューズウィーク日本版,2017年8月3日[[12]]