白金高輪駅

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白金高輪駅(しろかねたかなわえき)は、東京都港区高輪一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局都営地下鉄)のである。

概要[編集]

東京メトロの南北線と、都営地下鉄の三田線が乗り入れている。当駅から目黒方はこの両路線の重複区間であり、当該区間は東京メトロが第一種鉄道事業者、東京都交通局が第二種鉄道事業者である。そのため当駅は東京メトロと東京都交通局が同一構内を共用する共同使用駅(東京メトロの管轄駅)となっている。

駅番号は南北線がN 03、三田線がI 03となっている。

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

「しろねたかなわえき」と読まれる場合がある。しかし、当駅の正しい読み方は「しろねたかなわえき」であり、濁音は付かない。この詳細に関しては、由来となった地名の片方である白金の項目も参照。

この駅名は、複数の地名「白金」と「高輪」に由来する。他の例では若松河田駅や落合南長崎駅、溜池山王駅などと同様の複合駅名であり、「白金高輪」と称する地名そのものは存在しない。

ただし、開業前の仮称は「清正公前」(せいしょうこうまえ)となっていた。

清正公前の仮称は都電の停留所に由来し、都バスの停留所名として現存していたため、決定に近い仮称だったとされる。南北線の開通の見通しがたった当初より配布されていた首都圏地下鉄路線図(開通前で南北線は路線が点線表示)にも駅名は清正公前として載せられ、車両の行先表示にも「清正公前」表示が用意されていた。

しかし、清正公(覚林寺)は駅から少し離れており、白金台にある。対して、白金高輪駅は白金と高輪の境界にある。加えて、白金台には南北線白金台駅ができる予定で、駅名を清正公前にすると白金あるいは高輪に関係した名前の駅ができず、白金台区域の地名表示駅が二つできることになる。また、地元の一部では“魚籃坂”を駅名にしようとする動きもあった。紆余曲折を経た結果、二地区の住所表示を取り入れた現在の駅名に至っている。

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線を有する地下駅。両路線の目黒方面から来た列車が同じホーム(1・2番線)に、目黒方面への列車も同じホーム(3・4番線)に発着する構造のため、同じ方向の列車間の乗り換えをスムーズに行うことができる。

東京メトロ・都営地下鉄でプラットホームと改札口を共用している。このため、両社局の接続駅でありながら、中間改札なしで乗換が可能となっている。 この点は西隣の白金台駅もほぼ同様である。

改札階とホーム階の間には、エスカレーターエレベーターが設置されている。それ以外にもエスカレーターは改札外コンコースと各出入口間を、エレベーターは改札外コンコースと1・2番出入口を連絡している。トイレは改札内にあり、多機能トイレも併設されている。ホームにはフルスクリーンタイプのホームドアが設置されている。

自動券売機は東京メトロと都営地下鉄の2種類のものが設置されているので、目的地に応じた券売機を利用する必要がある。ただし、白金台駅目黒駅への乗車券購入は東京メトロ・都営地下鉄のどちらのものを利用しても差し支えなく行える。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 I 都営三田線 三田巣鴨西高島平方面
2 N 南北線 四ツ谷赤羽岩淵浦和美園方面
3 N 南北線 目黒日吉方面
4 I 都営三田線 目黒・日吉方面

白金台駅方に引き上げ線があり、南北線・三田線とも、当駅終着の列車は一旦引き上げ線に入った後、始発列車として1・2番線に入線する。この引き上げ線は東京メトロ専用、都営地下鉄専用と分けず、両線の列車が2本の線路のどちらを問わず使用する。これはラッシュ時には南北線より三田線の列車本数の方が多いことによる。なお、ラッシュ時に当駅の引き上げ線が満杯になった時の対策として、南北線で麻布十番折り返しの列車が設定されている[注釈 1][注釈 2]。これとは別に異常時の非常渡り線(両渡りシーサス)が南北線の麻布十番側に設置され、これを使用しての折り返し運転も可能となっている。この場合、引き上げ線は三田線専用となる。

2003年3月19日のダイヤ改正では、昼間時間帯に目黒 - 白金高輪間を増発により埼玉高速鉄道線浦和美園および三田線西高島平方面からの列車のそれぞれおよそ半分が当駅終着とし、一方の路線で当駅終着となる列車のほぼすべてがもう一方の路線の目黒方面行の列車に接続するようになり、当駅での時間調整を減らした。同様に目黒方面からの一方の路線の列車はもう一方の路線の始発列車に接続していた。しかし、2008年6月22日のダイヤ改正により両方向とも東急目黒線武蔵小山駅での緩急接続が増えたため、当駅での列車の接続は減少した。

2003年11月1日に浦和美園 - 高島平間で運行された特別列車「くるっトレイン」は、乗客を乗せた状態で当駅の引き上げ線で進行方向を変えて南北線から三田線に移った。

2005年9月17日から同年10月16日まで三田線・目黒線・南北線直通運転5周年記念企画「アニマル横町どき☆どきGO!GO!スタンプラリー」が開催され、駅構内の柱やベンチなどに『アニマル横町』のキャラクターが貼られていた。

配線図[編集]

←(目黒・日吉方面)配線図東京メトロ南北線(赤羽岩淵・浦和美園方面)→

                                        ↓都営地下鉄三田線(三田・西高島平方面)

利用状況[編集]

  • 東京メトロ - 2011年度の1日平均乗降人員は39,497人である[1]
  • 都営地下鉄 - 2011年度の1日平均乗降人員は26,611人(乗車人員13,145人、降車人員13,466人)である[2]。いずれも他線との直通連絡駅の乗降人員を含む。開業以来の1日平均乗車人員推移は下表のとおり。
年度 東京メトロ 都営地下鉄 出典
2000年 5,759 4,396 [3]
2001年 8,647 6,058 [4]
2002年 9,630 6,978 [5]
2003年 10,773 7,743 [6]
2004年 11,542 8,170 [7]
2005年 13,101 8,893 [8]
2006年 15,597 10,712 [9]
2007年 18,445 12,030 [10]
2008年 19,288 12,696 [11]
2009年 19,479 12,877 [12]
2010年 20,181 13,195 [13]
2011年 20,233 13,181 [14]

駅周辺[編集]

1出口

2出口

3出口

4出口

バス[編集]

最寄の停留所は、目黒通り桜田通り東京都道305号芝新宿王子線にある、白金高輪駅前高輪地区総合支所前、および2出口の先にある魚籃坂下である。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局東急バスフジエクスプレスにより運行されている。

白金高輪駅前

高輪地区総合支所前

魚籃坂下

隣の駅[編集]

東京地下鉄
N 南北線
白金台駅 (N 02) - 白金高輪駅 (N 03) - 麻布十番駅 (N 04)
東京都交通局
I 都営三田線
白金台駅 (I 02) - 白金高輪駅 (I 03) - 三田駅 (I 04)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. これは引き上げ線が都営地下鉄三田線の折り返し列車で2本とも埋まっているため。
  2. かつては三田線で御成門折り返しの列車が設定されていたが、2008年6月22日に廃止された。

出典[編集]


関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
  • 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
  • 東京都統計年鑑(平成12年)
  • 東京都統計年鑑(平成13年)
  • 東京都統計年鑑(平成14年)
  • 東京都統計年鑑(平成15年)
  • 東京都統計年鑑(平成16年)
  • 東京都統計年鑑(平成17年)
  • 東京都統計年鑑(平成18年)
  • 東京都統計年鑑(平成19年)
  • 東京都統計年鑑(平成20年)
  • 東京都統計年鑑(平成21年)
  • 東京都統計年鑑(平成22年)
  • 東京都統計年鑑(平成23年)
  • バス路線図|東急バス、東急バス公式ホームページ、2013年4月27日閲覧
  • 高輪ルート路線図、ちぃばす高輪ルート路線図、フジエクスプレス公式ページ、2013年4月27日閲覧