プレイステーション・ポータブル

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プレイステーション・ポータブル
プレイステーション・ポータブル (PSP-1000)
メーカー ソニー・コンピュータエンタテインメント
種別 携帯ゲーム機
世代 第5世代
発売日 日本の旗 日本 2004年12月12日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2005年3月24日
大韓民国の旗 韓国 2005年5月2日
テンプレート:EU 2005年9月1日
オーストラリアの旗 オーストラリア 2005年9月1日
CPU PSP CPU(MIPS 32bit コア R4000×2)
GPU
対応メディア UMD
メモリースティック
対応ストレージ メモリースティック
コントローラ入力
外部接続 USB(mini-B端子)
オンラインサービス PLAYSTATION Network
売上台数 日本の旗 日本 621万7664台
2007年9月23日
エンターブレイン調べ)
最高売上ソフト モンスターハンターポータブル2nd
互換ハードウェア
前世代ハードウェア
次世代ハードウェア

プレイステーション・ポータブルPlayStation Portable)とは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI}が2004年12月12日に発売した携帯ゲーム機である。略称は、PSP(ピーエスピー)。

2007年9月20日には軽量・薄型化されたPSP-2000(新型PSP)が発売された。

概要[編集]

最大で1.8GBの容量を持つUMDや、メモリースティック Duoインターフェースを採用し、独自に加工した動画や画像、音楽を再生することができる。無線LAN機能によりブラウザロケーションフリーPS3との連携やUSBポート等での拡張性、システムソフトウェアアップデートによる様々な機能を追加することを特徴とする。

コンパクトながら二層成型を施し透明感と光沢のあるデザインのボディに大型ASV液晶を搭載。PSP発売以前は、据え置き機と携帯ゲーム機との性能差は開く一方であり、特に三次元的表現は据え置き機の独擅場であったが、据え置き機と較べて遜色のないグラフィック性能を持つゲームを携帯ゲーム機上でプレイ出来るようになった。ただし、高性能である一方、ランダムアクセスに弱いCLV光ディスク系メディアを採用したことによるロード時間、バッテリ駆動時間の短さ、筐体の脆弱性などの問題も指摘される(ロードに関してはソフト制作側の技術によって短時間で済むソフトも存在する)。詳細な性能は主な仕様を参照のこと。

プレイステーション」(PS)の名を冠しているものの、PS、PS2などとは違い、一般的には「プレステ」とは略されず、互換性もない(ただし、PSに関してはゲームアーカイブスとして販売されているソフトを動作させるためのエミュレータがシステムソフトウェアバージョン3.00以降に組み込まれている)。

2007年9月20日には従来のデザインを継承しながらも軽量・薄型化し、UMDのロード時間の短縮、テレビ出力端子(ゲームの映像はプログレッシブ方式の入力に対応したテレビと、D端子ケーブルまたはコンポーネントAVケーブルの組み合わせでなければ出力不可)、USBケーブルからの充電、ワンセグチューナーなどを対応させた新型PSP(PSP-2000)を発売した。このPSPは169.4×18.6×71.4mm(幅・高さ・奥)で重さが約189gとなっている。また、2007年9月13日発売の『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』同梱版で、一足先に発売された。

機能[編集]

ゲーム[編集]

PSP専用UMDをセットし起動することでゲームをプレイすることができる。また、PLAYSTATION StoreでもPSP専用ソフトやプレイステーションのゲーム(ゲームアーカイブス)がダウンロード販売されており、これらを別売のメモリースティックに保存することで、そこからゲームを起動させることもできる。一部のソフトについては、ネットワーク上で体験版が配布されていることもある。

ゲームシェアリング[編集]

他のPSPやプレイステーションスポットからワイヤレスLAN機能を使って体験版ソフトをダウンロードしたり、1本のソフトでの多人数対戦をする機能。シェアリングによりダウンロードしたソフトは電源を切るかホームメニューに戻ると消えてしまうが、スリープ機能を使えば中断することが可能。ただし、シェアリング対戦は複数のソフトを使った対戦に比べて機能が制限される。 ゲームシェアリング を参照

プレイステーションスポット
全国150箇所以上のゲームソフト販売店やインターネットカフェや駅、劇場に設置されている、PSP用の体験版データをワイヤレスLAN機能を使ってダウンロードできるスポットのこと。

プレイステーションスポット を参照

ワイヤレスLAN機能(通信)[編集]

PSPは無線で他のPSPや、パソコンのアクセスポイントなどと通信をすることができる。アドホックモードインフラストラクチャーモードがある。

アドホックモード
PSP同士の近距離(30m以内)の通信。主に仲間内での協力・対戦プレイや、体験版を他のPSPに分け与えるゲームシェアリングなどに使われ、2人~16人での同時対戦が可能。ゲームシェアリング対応ソフトは1本のソフトで多人数対戦をすることも可能。PS3との連携にも利用される。
インフラストラクチャーモード
アクセスポイントを介してインターネット接続できる機能で、データのダウンロード、アップロード、ウェブブラウザによるHPの閲覧が可能。新しいステージなどの追加データを定期的に配信したり、プレイヤーが作ったステージ、育てたキャラクターデータ、ゴーストデータなどをやり取りできる。これにより、クリアしただけで終わりというわけでなく、ゲームをより楽しむことが可能になった。また、対応ソフトは少ないもののインターネットを利用して遠く離れた人との対戦も可能となっている。

インターネットブラウザ[編集]

システムソフトウェア バージョン 2.00からインターネットに接続することによりウェブページの閲覧が可能になり、一般的なブラウザと比較しても遜色のない機能が用意されている。

また、ブラウザには株式会社ACCESSNetFrontが採用されている。

機能

  • ブックマークの保存
  • 文字サイズの変更
  • 表示文字コードの変更
  • 履歴の表示
  • JavaScriptに対応
  • プロキシサーバの利用
  • ファイルのアップロード、ダウンロード
  • Flashコンテンツの表示
    • システムソフトウェア バージョン 2.70より対応
    • [本体設定]-[FlashPlayerを有効にする]から認証を受ける必要がある
    • YouTubeなどのFLV形式の動画サイトには非対応
  • タブブラウズ機能

Webページのブラウズにはパソコン同様にマウスポインタを使用し、アナログパッドで操作できる。ページ上の画像や動画、音楽もダウンロード可能。これらのデータはすべてメモリースティックに保存され、ダウンロードしてすぐ見ることができる。しかしながら、対応外の拡張子のファイルをダウンロードしようとすると、文字化けしたページが表示される場合がある。

また、赤、青、オレンジの3つのタブがあり、同時に複数のページにアクセスできる。タブの切り替えは、□ボタンを押しながらLボタンおよびRボタンで行う。□ボタンを押している間、画面上部にそれぞれのタブを表すバーが表示され、現在どのタブを表示しているかや、それぞれのタブの読み込み状況が表示される。

機能が多い反面、ブラウジング時のデータの管理は全てメインメモリ上で行われているため、動作速度は決して速くなく、画像の多いサイトでは「メモリ不足」で完全に表示できない場合もあるが、システムソフトウェア バージョン 3.10から搭載された、「省メモリ」機能を有効にすることで多少軽減される。

PSPの画面サイズ向けにレイアウトされたサイトや、壁紙や動画をダウンロードできるサイトもある。

USB接続[編集]

PSP本体上部のUSB端子からミニUSBケーブルで接続することで、パソコン、PS2、PS3とデータをやりとりすることが出来る。

動画・写真・音楽データをパソコンからダウンロードしたり、PSPのセーブデータをパソコンに保存したり、パソコン経由でインターネットを通じで他の人とデータを交換したりできる。また、対応しているソフトならPS2とのリンクも可能。体験版のダウンロードができるソフトもある。また、周辺機器と接続して機能を拡張することも出来るが、PSP自身はホストデバイスの機能を有しないため、対応周辺機器はホストデバイス機能を内蔵したものに限られる。

PSP-2000では、パソコンやPS3などUSBを搭載されているものに接続することにより、USBの電力が補給され充電することができるため、外出する際にACアダプタを持ち歩く手間が省ける。

UMDビデオ[編集]

UMD-VIDEOで供給されている映像ソフトを見ることができる。

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を初め、映画、ドラマ、ミュージッククリップ、ポルノグラフィなど多岐のジャンルに渡るソフトがある[1]。ビデオレンタル店ゲオの一部の店舗(約50店)ではDVDと同一料金でレンタルも実施されている。

メディアプレイヤー[編集]

メモリースティックに保存してある動画データの再生、音楽の再生、画像データの閲覧ができる。

対応しているフォーマットはH.264/MPEG-4 AVC Main Profile Level3MPEG-4 SP(AAC)・H.264/MPEG-4 AVC(AAC)・ATRAC3plusLinear PCMMP3・MPEG-4 AAC・WMA(WMAの再生はインターネット接続によるアクティベーションが必要)・JPEGTIFFBMPGIFPNG。各機能にはレジューム機能を搭載し、停止した時点から再び再生することが可能なほか、無線LANによりPSP同士で写真を交換することもでき、マルチメディアプレイヤーとして実用的である。保存できるデータの量はメモリースティックの容量に依存するため、音楽データや動画データなど容量が大きいデータを保存する場合は、より大容量のメモリースティックがある方が望ましい。

スリープ機能[編集]

パワースイッチを短く上に入れることで、ゲームをそのままの状態で一時的に中断することができる。

再起動時は1~2秒ほどで再開できる。スリープモード中は基本的に殆どバッテリーを消費しない。また、一定時間で自動スリープにすることも可能(HOMEメニューの設定で変更可能)。また、バッテリー残量が少なくなると自動的にスリープに入りバッテリーを節約するようになっているが、その後完全に電池が切れた場合は電源が切れてしまい、復帰できずHOMEメニューに戻ってしまうため、なるべく早めに充電する必要がある。スリープモードになり画面が消えた後も1~2秒ほどバックグラウンドで動き続けるので、アクションやレースゲームなどのリアルタイムで動かすゲームで使用する場合はポーズをかけてからスリープに入るのが望ましい。

インターネットラジオ[編集]

システムソフトウェア バージョン 3.80からインターネットに接続することによりインターネットラジオを聴くことが可能になった。

インターネットラジオを聴くためには、あらかじめラジオ局や個人が用意したPSP専用のインターネットラジオプレーヤーをメモリースティックに登録する必要がある。インターネットラジオプレーヤーの開発者向けキットの配布が予定されており、ラジオ局や個人がそれぞれプレーヤーを用意できるようになる予定。

機能はインターネットラジオプレーヤーによって異なる。

公式サイトで配布されているPSP向けのインターネットラジオプレーヤーは以下の通り。(2007年12月現在)

  • Internet Radio Player I
    • SHOUTcastの提供するインターネットラジオを聴くことができる。
  • Internet Radio Player II
    • icecast.orgのの提供するインターネットラジオを聴くことができる。

歴史[編集]

  • 2003年
    • 5月14日 - 新携帯プラットホーム“PSP”発表。
  • 2004年
    • 5月 - 携帯型ゲーム機 「プレイステーション・ポータブル」 (PSP) 全世界約100社のゲームソフトウェアメーカーが参入。
    • 5月12日 - 携帯型ゲーム機 「プレイステーション・ポータブル」 (PSP) 商品発表。
    • 9月21日 - PSP国内ソフトウェアラインアップ(予定)発表。
    • 10月27日 - PSP 国内12月発売タイトル発表。
    • 12月12日 - プレイステーション・ポータブル、プレイステーション・ポータブル バリュー・パック(ブラック)発売開始。
  • 2005年
    • 4月 - UMD Video対応ソフトウェア 発売開始。
    • 6月9日 - PSP向け周辺機器「カーアダプター」・「アクセサリーポーチ&クロス」発売。
    • 9月15日 - プレイステーション・ポータブル バリュー・パック(セラミック・ホワイト)発売。
    • 10月 - 全世界累計生産出荷台数1,000万台到達。
    • 10月27日 - PSP向け周辺機器「大容量バッテリーパック」・「メモリースティック PRO デュオ」 (1GB) 発売。
    • 11月17日 - プレイステーション・ポータブル ギガパック(ブラック、セラミック・ホワイト)発売。
    • 12月 - 全世界累計生産出荷台数1,500万台到達。
  • 2006年
    • 3月15日 - PS Business Briefing 2006 Marchで公開されたロードマップおよびホームページで、アップデートによる今後の新機能や新サービスを発表。
    • 10月1日 - 東北新幹線「はやて」のグリーン車利用のJR東日本パック旅行「びゅう」の購入者にPSP本体とソフト貸出サービス開始。実施期間は2007 3/31までの期間限定。
    • 10月19日 - 「プレイステーション・ポータブル ボーナスパック」発売。
    • 11月22日
      • PSP本体カラーバリエーション「ピンク」PSP-1000 PK 発売。
      • PS3を通じてPS1ソフトのダウンロード販売開始。
    • 12月14日 - PSP本体カラーバリエーション「シルバー」PSP-1000 SV 発売。
    • 12月21日 - PSP本体カラーバリエーション「メタリックブルー」PSP-1000 MB 発売。
  • 2007年
    • 1月16日 - 全世界累計生産出荷台数2,000万台到達。PS3の出荷台数と共に公式文章で報じられる。(http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/070116.pdf)
    • 2月22日 - PSP本体カラーバリエーション「シャンパンゴールド」PSP-1000 CG 発売。
    • 4月3日 - SCEAがPSP本体基本パックの価格を199ドルから169ドルへ値下げ(日本での値下げは無し)。
    • 7月12日 - 新型PSP「PSP-2000」発表。
    • 9月20日 - 新型PSP「PSP-2000」発売。PSP用パソコン向けPLAYSTATION Storeが開設。(http://www.jp.playstation.com/store/)
    • 10月4日 - 新型PSP「PSP-2000」特別限定同梱パッケージ先行発売分を含め、売り上げ50万台を突破。
    • 11月4日 - 新型PSP® 9月20日の国内発売から2ヶ月で売上台数100万台達成。
    • 12月13日 PSP®「プレイステーション・ポータブル」新色「ディープ・レッド」2種類のパックで限定発売

歴代キャッチコピー[編集]

  • 全てのゲーム! を、持ちあるこう。
  • 全ての楽しい! を、持ちあるこう。
  • さー、何して遊ぶ?
  • さー、新展開。
  • アソビが変わるぞ。(現行)
  • GOSHOCK(シャンパンゴールドが出るまでの5色の一時期)
  • これが、ゲームだ。
  • かるッ。(ニューモデル発売時)

主な仕様[編集]

ハードウェア[編集]

PSP-1000[編集]

PSP-2000[編集]

ソフトウェア[編集]

周辺機器・アクセサリー[編集]

SCEI製[編集]

PSP-1000用[編集]
  • バッテリーパック
    • PSP-110 DC 3.6V 1800mAh(PSP-1000本体に付属のものと同じ)
    • PSP-280 DC 3.6V 2200mAh
  • バッテリー急速充電器 PSP-190
  • リモコンつきヘッドホン (ホワイト PSP-140、ブラック PSP-140B)
PSP-2000用[編集]
ファイル:PSPVIDEOAUT.jpg
D端子ケーブル
  • バッテリーパック
    • PSP-S110 DC 3.6V 1200mAh(PSP-2000本体に付属のものと同じ)
  • リモコン付きヘッドホン PSP-S140
  • アナログアウト用各種ケーブル
    • AVケーブル(ゲームの映像出力は不可)
    • S VIDEO ケーブル(ゲームの映像出力は不可)
      • PSP-S160 S端子ケーブル、約2.5m
    • D端子ケーブル(ゲームの映像出力にはプログレッシブに対応したテレビが必要)
      • PSP-S170 D端子ケーブル、約2.5m
    • コンポーネントAVケーブル(ゲームの映像出力にはプログレッシブに対応したテレビが必要)
  • ワンセグチューナー
    • PSP-S310 ワンセグ放送を受信する時はメモリースティック Duoが必要となる。
PSP-1000、PSP-2000両用[編集]
  • ACアダプター(PSP本体に付属のものと同じ)
  • カーアダプター PSP-180
  • ネックストラップ
ファイル:PSP-Accessories-MSPRODuo-32MB&1GB.JPG
メモリースティック PRO Duo 1GBとメモリースティック Duo 32MB
  • メモリースティック
    • メモリースティック PRO Duo 1GB PSP-MP1G
    • メモリースティック Duo 32MB PSP-MP32
  • GPSレシーバー (PSP-290)
  • カメラ (PSP-300)(商品名:ちょっとショット
    • 本体上部のUSB端子に取り付ける仕組み。マイクも内蔵されている。SCEはこのカメラを利用して将来ビデオチャットのサービスを開始する予定で、ゲームをしながらもビデオチャットできるようにしたいとしている。映像フォーマットはMotionJPEGを採用する。また、PS2の一部のソフトウェアで利用された、体の動きをカメラに映すことでゲームを操作する「EyeToy:Play」のPSP版として「EyeToy on PSP」という名称で発売する予定
  • PSP専用バッテリーチャージャー(PSP-330)
    • 2007年12月13日発売予定。希望小売価格3,800円(税込)
  • ソフトケース(ホワイト、ブラック)
  • アクセサリーポーチ
  • クロス

SONY[編集]

  • メモリースティック Duo
    • MSH-M128N(128MB)、MSH-M64N(64MB)、MSH-M32N(32MB)
    • 3MSH-M128(128MB、バリューパック3枚組み)
  • メモリースティックPRO Duo
    • MSX-M4GS(4GB)、MSX-M2GS(2GB)、MSX-M1GST(1GB)、MSX-M512S(512MB)、MSX-M256S(256MB)
  • メモリースティックPRO Duo ハイスピード
    • MSX-M2GNU(2GB)、MSX-M1GNU(1GB)、MSX-M512NU(512MB)、MSX-M256NU(256MB)
  • メモリースティックビデオレコーダー (MSVR-A10)
    • デジタルチューナーやDVDレコーダーなどの機器で受信したテレビ番組を、DVDレコーダー感覚でメモリースティック Duoにリアルタイムで録画できる。それにより今までは不可能だった、デジタル放送の「 1回だけ録画可能」な番組もメモリースティックへの録画を実現。録画した番組は、PSPでそのまま再生でき、従来のようにパソコンでのデータ変換や転送の手間や時間を省くことが出来る。しかし、チューナーや再生機能は搭載しておらず、メモリースティック Duo/PRO Duo専用で、かつPSPのみで再生可能。
  • スゴ録(BDZ-X90、RDZ-D900A、RDZ-D97A、RDZ-77A)
    • DVD/HDDハイビジョンレコーダーに、「おでかけ・スゴ録」を搭載。PSPを直接USBでつなぐだけで転送可能。あらかじめファイルを変換しておけば、1時間の番組が3分で高速転送できる。MPEG-4 AVCを使用。ムーブという形で「 1回だけ録画可能」のタイトルも転送できる。この場合、HDDからそのタイトルは削除され、メモリースティックに移動される。移動したタイトルをHDDへ戻すことはできない。
    • BDZ-X90はHDD/DVDハイビジョンレコーダーではなく、BD(Blu-ray)/HDDハイビジョンレコーダーになる
  • ロケーションフリーベースステーション(LF-PK1、LF-PK20)
    • ベースステーションと連携させることにより、PSPをロケーションフリープレイヤーとして活用することが可能。LF-PK1では動画コーデックがMPEG-4(PART2)のみであったが、LF-PK20はAVCの送信にも対応した。

主な社外品[編集]

  • iFM for PSP
    • Griffin Technologyという日本国外の会社が海外で発売した周辺機器の一つ。PSPリモコンにFMラジオチューナーを内蔵し、76.0 MHz~108.0 MHzの範囲まで受信可能。元々は名前の通りiPod向けに発売されている製品であった。
  • PSP テレビプロジェクター
    • プロアクションリプレイなどでおなじみのサイバーガジェットが販売している製品で、PSPの液晶画面をテレビ画面上に映し出すことが可能な機器。機能が機能だけにかなり値が張るが、それでも人気のある周辺機器の一つである。同じような製品でゲームテックが発売しているPSP プレイオンTVなる製品もある。
  • 液晶保護シート
    • 各社から発売されている液晶保護用のシート。ゲームショップなどの他に100円ショップでも販売されている。PSPの画面は指紋やほこりがつきやすいことに加え、PSP本体は利益率が低いため(これはゲーム機全体にいえることであり、PSPに限った話ではない)「保護シートを使用してください」と注意書きしてあるゲームショップも多数存在する。商品によって透明度、写り込みのしやすさ、視野角、貼り付けやすさ等が違うため、選ぶ際は注意が必要である。湿度の高いところで貼り付けるとほこりが入らず綺麗に貼れるため、「風呂場で貼るといい」と言われることがあるが、PSPは高温多湿に弱いので機械の寿命を縮め、最悪の場合破損する事がある。
  • メモリースティック Duo および PRO Duo

その他、丈夫なエチレンビニルアセテート製のポーチや大容量バッテリー、UMDケースなどの製品も販売されている。

本体のバリエーション[編集]

違いは同梱物とカラーバリエーションのみで本体の性能に差はない。ただし、基板や生産国が違うことがある。価格はPSP-1000の場合はオープン価格で、PSP-2000の場合はメーカー希望小売価格消費税込)。

PSP-1000台[編集]

  • プレイステーション・ポータブル(オープン価格、PlayStation.comでは税込価格20,790円)
    • ブラック、PSP-1000:2004年12月12日発売
    • セラミック・ホワイト、PSP-1000CW:2006年4月20日発売
    • ピンク、PSP-1000 PK:2006年11月22日発売
    • シルバー、PSP-1000 SV:2006年12月14日発売
    • メタリックブルー、PSP-1000 MB:2006年12月21日発売
    • シャンパンゴールド、PSP-1000 CG:2007年2月22日発売
    • ※本体のほかACアダプターとバッテリーパックが付属。
    • ※メモリースティックDuoは付属しないため別途購入する必要がある。
    • ※アメリカでは2007年4月より199ドルから169ドルへと、30ドル値下げした。
  • プレイステーション・ポータブル バリュー・パック(税込価格 26,040円)
    • ブラック、PSP-1000K:2004年12月12日発売
    • セラミック・ホワイト、PSP-1000KCW:2005年9月15日発売
    • 本体セットの内容にメモリースティック Duo 32MB、リモコン付きヘッドホン、ポーチ&ハンドストラップが付属。
    • 現在は生産終了し、ボーナスパック(後述)の生産に切り替わっている。
  • プレイステーション・ポータブル ギガパック(税込価格 31,290円)
    • ブラック、PSP-1000 G1:2005年11月17日発売
    • セラミック・ホワイト、PSP-1000 G1CW:2005年11月17日発売
    • バリュー・パックにメモリースティック PRO Duo 1GB、USBケーブル、クロス、スタンドが付属。
    • バリューパックに付属するハンドストラップは付属していない[3]
    • 期間限定モデルのため生産終了している。
  • プレイステーション・ポータブル ボーナスパック(オープン価格、PlayStation.comでは税込価格28,000円)
    • ブラック、PSPJ-10004:2006年10月19日発売
    • セラミック・ホワイト、PSPJ-10005:2006年10月19日発売
    • 本体セットの内容にメモリースティック PRO Duo 1GB、USBケーブル、スタンド、ポーチが付属。
    • 好評だったバリューパック、ギガパックの流れを汲んで発売されたボーナスシーズンに向けた数量限定モデル。
    • PlayStation.comでの価格は28,000円となっており、実質的には以前発売されていたギガパックの値下げといえる。
  • ソフト同梱限定パック
    • ソフトと同時発売された限定版。ソフトとセットになっているだけでハードそのものは単品販売と違いはない。オリジナルの同梱品がつくものや、オリジナルカラーの本体もある。
    • プレイステーション・ポータブル -どこでもいっしょ-レッツ学校!お勉強パック(税込価格28,140円)
      • 2006年6月15日発売で、セラミックホワイト版のみ。バリュー・パックに以下の同梱物が追加
      • PSP専用ソフト『どこでもいっしょ レッツ学校
      • どこでもいっしょ オリジナル「プレイステーション・ポータブル」用ポーチ
      • どこでもいっしょ オリジナルボールペン(付録)
    • プレイステーション・ポータブル LocoRoco 得得パック(税込価格24,800円)
      • 2006年7月13日発売でブラック、セラミックホワイトの2種類あり。
      •  本体セットの内容に『ロコロコ』とメモリースティック Duo 32MBが付属。
    • メタルギアソリッド ポータブルオプス プレミアムパック(税込価格29,190円)
    • メタルギアソリッド ポータブルオプス コナミスタイル限定版(税込価格37,800円)
    • テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー・スペシャルパック(税込価格28,000円)
    • モンスターハンターポータブル 2nd ハンターズパック(税込価格27,300円)
      • 2007年2月22日発売
      • プレイステーションポータブル(シャンパンゴールド)に『モンスターハンターポータブル2nd』と以下の特典を同梱。
      • 着せ替え生肉クリーナー!?
      • オリジナルポーチ
      • オリジナルストラップ
      • オリジナルドレスアップステッカー 2種類
    • モンスターハンターポータブル 2nd サマーボーナスパック(税込価格22,000円)
      • 2007年7月26日発売
      • モンスターハンターポータブル2ndを同梱した限定版。本体の色により、シャンパンゴールドとメタリックブルーの2種類がある。
      • 先発の同梱版と違い特に特典はつかないが、本体とソフトを単品で買うよりも安価である。

PSP-2000台[編集]

  • クライシス コア -ファイナルファンタジー VII-(FFVII 10th アニバーサリー リミテッド)(税込価格25,890円)
    • 2007年9月13日発売、77,777台限定発売。PSP-2000先行販売モデルとなっている。
    • プレイステーションポータブル PSP-2000(FFVII10周年記念オリジナル仕様)
    • クライシス コア ファイナルファンタジーVII』を同梱した限定版
    • オリジナルストラップ
    • FFVII 10th Anniversary インナーイヤーヘッドホン
  • (新型)プレイステーション・ポータブル(税込希望小売価格 19,800円)
    • ピアノ・ブラック、PSP-2000 PB:2007年9月20日発売
    • セラミック・ホワイト、PSP-2000 CW:2007年9月20日発売
    • アイス・シルバー、PSP-2000 IS:2007年9月20日発売
    • ローズ・ピンク、PSP-2000 RP:2007年9月20日発売
    • ラベンダー・パープル、PSP-2000 LP:2007年9月20日発売
    • フェリシア・ブルー、PSP-2000 FB:2007年9月20日発売
    • ※本体のほかACアダプターとバッテリーパックが付属。
    • ※メモリースティックDuoは付属しないため別途購入する必要がある。
  • プレイステーション・ポータブル "Deep Red" バリューパック(税込価格 22,800円)
    • 本体は、ディープレッド(PSP-2000 DR)。
    • 本体セットの内容にポーチ、ストラップ、クロス、メモリースティックDuo 32MBが付属。
    • 2007年12月13日発売、数量限定生産。
  • プレイステーション・ポータブル "Deep Red" ワンセグパック(税込価格 29,800円)
    • 本体は、ディープレッド(PSP-2000 DR)。
    • 本体セットの内容に、ワンセグチューナー、ポーチ、ストラップ、クロス、メモリースティック PRO Duo 1GB、スタンドが付属。
    • 2007年12月13日発売、数量限定生産。

システムソフトウェア[編集]

詳細は プレイステーション・ポータブルのシステムソフトウェア を参照

同時発売ソフト[編集]

括弧内はゲームのジャンル名、及びメーカー名。

本体画像[編集]

PSPについての関連事例[編集]

販売台数[編集]

2005年10月にPSPは全世界累計生産出荷台数1,000万台[4]に、また2006年3月には同1,700万台に到達。2008年現在では3,000万台以上に達している。2008年2月現在、日本国内の推定累計販売台数は780万台を突破している(エンターブレイン調べ)。アメリカ合衆国では2005年3月24日に発売し、100万台を出荷、1週間で57万5000台を販売したとされる。

ソフトは2008年1月時点では『モンスターハンター ポータブル』(ベスト版を含め)『モンスターハンター ポータブル セカンド』がミリオンセラーを記録している。

現状の制限事項と性能向上、その影響[編集]

PSPソフトは、発売以来長い間、可変クロック周波数機能により、最大222MHzで動作するように設定されていたが、ファームウェアバージョン3.50からは333MHzでの動作が解禁になった[5]。これにより、処理能力がさらに向上するため、より技術的クオリティの高いゲームの発売が期待できるが、消費電力も高くなるため、対応ソフトのプレイ時はバッテリー持続時間が短くなってしまうという弊害もある。

日本国外での評価[編集]

  • 米国の雑誌「ポピュラーサイエンス」は、11月15日発売の12月号で、2005年の新製品大賞を発表した。ソニーの「プレイステーション・ポータブル」(PSP)がハイテク小物部門にて、東芝の垂直磁気記録方式ハードディスクドライブ(HDD)がコンピューター部門にて、ともに大賞を獲得した。
  • Spike TV Videogame Awards 2005においてBEST BREAKTHROUGH TECHNOLOGY賞をPSPが受賞した[6]
  • Time誌の「Best Inventions 2005」をPSPが受賞した[7]
  • Manila Bulletin Onlineにて「THE TOP 15 TECHNEWS GADGETS OF 2005」の第1位を獲得した。

□ボタンの不良[編集]

発売当初、□ボタン反応が鈍いことや、凹んだまま戻ってこなくなることがあると指摘された。原因はバリが十分に取れていなかったためと、ボタンの位置が検知位置と一致していなかったためと判明。一部の金型に問題があったとして修理対応を行った。一時期、本体のボタン構造については当時のSCE会長久夛良木健が「仕様だ」とインタビューで答えたため大きな非難とユーザー不信を招き、初動売上にダメージを与えた[8]

UMD射出[編集]

詳細は UMD射出 を参照

自作ソフトの起動[編集]

詳細は プレイステーション・ポータブルの自作ソフト を参照

トロイの木馬[編集]

プレイステーション・ポータブルの自作ソフト#トロイの木馬 も参照 「PSPでサポート外ソフトウェアを起動させる為のプログラム」と偽称し、PSPに感染するトロイの木馬(ウイルス名:Trojan.PSPBrickなど)が配布されていることがシマンテックにより報告された[9]。これに感染するとPSP本体にあるBIOSを破壊してシステムファイルを削除し、起動不可能にしてしまう。SCEはこういった非正規のソフトウェアを使用しないように警告しており、感染した場合のサポートは行わないと発表している。このウイルスはPSPのバージョンを2.00以上にすれば感染を防ぐことができる。ブラウザ機能や無線LAN経由でユーザの知らないうちにウイルスに感染するといった事例はない。なお、このウイルスは携帯ゲーム機を対象とした初のコンピューターウイルスである。

関連項目[編集]

テンプレート:家庭用ゲーム機/ソニー

脚注[編集]

  1. UMDビデオ発売日一覧 AV Watch
  2. 明らかになったPSPのハードウェアスペック、PC Watch(本田雅一の「週刊モバイル通信」)、 2003年7月30日
  3. PSP「プレイステーション・ポータブル」GIGA PACKを発売、PlayStation.com、2005年10月20日
  4. PSP「プレイステーション・ポータブル」全世界生産出荷累計1,000万台を達成(pdf)、Sony Computer Entertainment Inc.、2005年10月21日
  5. Sony Confirms Full PSP CPU Speed, Shacknews, 2007年6月22日
  6. Gaming HorizonのSpike TV Videogame Awards 2005記事、GAME BUMP、2005年11月19日
  7. Time.com Best Inventions 2005 (PSP)、Time.com、2005年11月13日
  8. "PSP"のボタンを押すと引っかかって元に戻らなくなってしまうのですが?、PlayStation.com サポート
  9. Trojan.PSPBrick - Symantec.com、Symantec.com

外部リンク[編集]

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